辛いのはイチゼロ思考が原因かも? カオスなままで進めばいい
どうも、そると(@nohomoto1)です。
今回は「イチゼロ思考の危険性」について書いてみようと思います。
私達は知らず知らずの間にこの思考に犯されています。
辛い時にはこの思考が働いているのが原因だったりします。
そもそもイチゼロ思考とはなんぞや?
イチゼロ思考とは、
「ある特定の物事に対して、白か黒かで判断すること」
とでも定義しておきましょう。
例えば、ニートで働いていない人に対して
「働かないのは絶対の悪だ!!!ニートは人間のクズ!!!」と考えてしまうのはイチゼロ思考です。
ニート=悪という図式が当人の中で出来上がっていて、その他の可能性を全く考慮しないことになります。
一口にニートと言っても、会社勤めをしていたが鬱になってニートになってしまった人や、十分な資産があってニートできる環境が整っている人など、そのバックグラウンドは様々なわけですから。
ニートに対する反応を例に出しましたが、その他の可能性を一切考えに入れないのがイチゼロ思考の特徴です。
なぜイチゼロ思考は危険なのか?
イチゼロ思考に支配されると、例えばある著者の作品を読んだ時にその考えに完全に染まってしまうことが多くなります。
「〜する時には〜ねばならない・・」というように、その他の一切の可能性を考えなくなってしまうのです。
これは自分の経験談ですが、林修先生にとても影響を受けた時期がありまして
その時はどんな物事に対しても氏の著書で述べられているように行動し発言していました。
すると割り切れないことがあっても「林先生はこう言っていたし・・」と自分を無理やり説得することも多くなっていき、その結果だんだんと辛くなってしまいました。
何故辛くなったのか?
それはそもそも人間がカオスな存在だからだと思います。
漫画のキャラのような純粋な悪なんてこの世にはほぼ居なくて、どんなに悪いように見える人も善を為したいとか考えていたり、逆に凄く感じのいい人が悪いことを考えて居たり・・
そんな混沌としているのが人間なんですから、一つのモノサシを当てはめようとするのは無理があるのです。
だから、イチゼロ思考で一つの考えを貫こうとすると必ずどこかで無理が出て辛くなります。
また、違う考えの他者に対しても寛容になることができないようにもなってきます。
極端なイチゼロ思考は今すぐ捨てるべきです。
いろいろな考えをブレンドしていこう。カオスなままで進め
人のアドバイスというのは結局のところ「その人だからできた」という部分が多いように感じます。
イチローのアドバイスを我々が聞くことは出来ても、その通りにやってもメジャーリーガーにはなれないように。
なので憧れの人がいるからと言って、その教えに完全に染まる必要はありません。
人間はカオスな存在なんですから、色々な考えが同居したまま進めばいいんだと思います。
自分の中にゴレンジャーがいると考えましょう。
ある時は熱血な自分、ある時はクールな自分、ある時は愉快な自分・・とその時によって使い分ければいいのです。
憧れのロールモデルがいるなら、そういう人を1人に絞らずに何人か集める。
その考えをブレンドしていって、自分に合う方法を見つけていくのがいいのではないでしょうか。
ちなみに自分はアイデアを自分のものにしようとする時、以下のようにやっています。
- アドバイスや教えを受け取ったらまずは素直に実行する。
- 実際に試すことで自分に合う合わないが分かってくる
- 合わない教えはバッサリと捨てる。
- 残った考えは自分に親和性がある。それらをブレンドして自分の考えとする。
まとめ
人間は皆、混沌としている状態こそが正常なんだと思います。
逆に一つの考えを絶対視しそれに縋ると、自分も辛いですし違う考えの他者にも寛容になれません。
自分と違う考えとぶつかったら、「あ、それもアリなんだ」と思うようにしていきたいですね。
今回は以上になります!