「自分の薬をつくる」ことこそが、本当の自分の助けになる。
どうも、そると(@nohomoto1)です。
ニート生活も二ヶ月目に突入!流石に最近はハロワにもぼちぼち行き始め、施設の見学等にも行くようになりました。
まぁ焦らずじっくりと行きたいと思います。
ニートになり早二ヶ月目ですが、なんとか病まずにやってこれています。
3年前にニートをしていた頃はただ悩むだけで具体的な行動を一切出来ずにいる時間も多かったですが、今はぐっと減りました。
これはなんでかな〜と思ったのですが、自分のルーティーンをしっかり作っているからなんじゃないかと考えました。
最近読んだ本に『自分の薬をつくる』(坂口恭平 著)という本がありまして、これに大変に感銘を受けたので、本の紹介もしつつ今回の記事を書いてみようと思います。
「自分の薬をつくる」こと=日課を作ること
まず坂口恭平さんについて、知らない人のためにご紹介をさせて頂くと
早稲田大学の建築家を卒業され、モバイルハウスを設計されたり、小説を書かれたり、シンガーソングライターとしての音楽活動、絵画も書き、畑とかも耕しちゃったり、「いのっちの電話」という活動で自殺者を減少させるために取り組んでいたり・・
…とにかく一言では言い表すことが難しい多彩な人です。自分もtwitterで活動の様子を拝見させて頂いているばかりで、氏についてはまだ十分な理解が無いかもしれません・・。がとにかく凄い人だというのは伝わることでしょう。
そんな坂口さんは本も沢山執筆されていて、そのひとつがこの『自分の薬をつくる』です。
双極性障害を持つ坂口さんは、自分の躁鬱の状態を安定させるための自分のルーティーン「日課」を持っています。
そしてこれこそが、自分に一番効く薬になるのだ、というのです。
確かに自分もこのニート期間に何度も精神的にやばい!と思う時期はありました。しかし、その度にルーティーンを変更し自分が一番安定できるルーティーンに変えていった結果、現在もなんとかメンヘラになりすぎることなくやれています。
現在の自分のルーティーンですが、
朝は出来るだけ早く起床(8時くらいに起きれればベスト。どんなに遅くまで起きていても、なるべくこの時間には起きるようにする。)
近所の公園を朝日を浴びながら散歩
帰ってきたらコーヒーを飲みながら新聞、読書をする。
日中はシューカツor楽器練習orブログ執筆でアウトプット。
適度に筋トレやランニングで運動をする。
読書や映画に時々浸る。
1日1回は外出。誰かと話す。
夜はPCの前で調べ物やDTMやアニメを見たり、色々して
瞑想・ヨガで就寝する。
もちろんずっと安定して出来ている訳では無いですが、おおよそこれを目安にしています。
坂口さんも自分のルーティーンを完璧にこなしている訳ではなく、あくまで「旅のしおり」といった捉え方をされているそうです。
何時にどこどこに行って、終わったらどこそこで昼食を摂り〜といった、大体の目安があれば迷うことは少なくなりそうですもんね。
こういった「日課」は誰かに言われたからこうする!というのではなく、「自分にはこれがあっているんだよなぁ〜」と思えるルーティーンを日々試行錯誤して作り上げて行く必要があるのだと思います。なので一つに絞らず、やっていってこれは合わないな〜と思ったら変えましょう。自分は夜12時に寝る!とか最初言ってたのですが、無理だったのでそこは緩くすることにしました笑
日課を作る際の個人的なポイントは
①昼夜逆転は病むので、なるべく遅く起きても起床時間は変えない(出来れば午前中には起きる)
②運動は適宜取り入れる。散歩とか簡単なモノでOK。
③アウトプットする活動をする。
この3つですね。食事・睡眠・運動の3項目はしっかり守って、とにかく何かしらのアウトプット的な活動をするのがいいと思います。
日課を作るのもアウトプットですし、ブログでも作曲でも料理でも絵でも、何でも自分で作ったものなら良いのです。
そしてこれこそが『自分の薬をつくる』ことになる訳です。
アウトプットすることの大切さ。自分の声を表現すること。
アウトプットすること。この大切さを坂口さんは何度も説いています。
とかく現代人はインプットする情報を過剰にあるのに、アウトプットの機会が極端に少ない。食物を大量に摂取しているのに、ウンコをしていない状態だと言います。
アウトプットの仕方は様々ですが、自分の声にならない声を表現すること。これは非常に重要なことです。
本の中では坂口さんが医者に扮し、そんな「医師・坂口恭平」の元に悩みを抱える人が沢山やって来て、医者と患者というロールプレイという形でそれぞれの悩みを告白していきます。
そんな悩みについて坂口さんが斬新かつ明確な提案をして答えて行くのですが、そのアドバイスもさることながら、悩んでいる人は悩みを告白できた時点で結構悩みが軽くなったりするんだそうです。
人は悩んでいることに対して実はよく考えていません。頭の中でよく分からないモヤモヤをジャグリングしているだけだったりします。
その声にならない声に対して声を与えること。苦しいことを苦しいということ。それだけでも気持ちが軽くなります。
また、自分の「できそう」と思えるポジティブな声は外から来るものではなくて、内側からうっすらと立ち上がって来るものなんだと思います。
そういった自分の可能性も声にすること。「ちょっとこれならできそうかな」といったような。
こうした自分の気持ちを声にすること、それこそが自分にとっての真の薬になるのです。
このブログは「生きづらさを抱える人が少しでも楽になれるような方法を、自分なりの経験論で書いてみる」ことをテーマにやっておりますが、
このブログ記事で救われているのは他ならぬこの自分自身なんですよね笑
辛くて心折れそうな時、哀しい時、なんか鬱っぽい時・・そんな時自分の過去記事を読み返していたりします。これが意外に一番効くのです。
勿論他の人の言葉を拠り所にするのも大いにありですし、自分も色々な人の言葉に助けられて今があります。
けどそれらの言葉を自分というフィルターを通して統合し、自分なりの言葉で書いた時、それこそが自分にとっての「最良の薬」が出来た時なのではないでしょうか。
ぜひ皆さんも日課、作って見てください。
今回は以上です!